2016/02/15 07:33

毎度ありがとうございます。泉屋茶舗でございます。
前回は、粉茶の種類について「抹茶」「粉末茶」「インスタント茶」「粉茶」簡単に説明させていただきましたが、
今回は、その中の1つの「粉茶」について少しだけ踏み込んで書かせてもらいたいと思います。
粉茶は前回、お茶の加工・製造工程で出る粉状になった葉を集めたお茶のことと書きましが、
こうして作った粉茶のことを「仕上げ粉」と呼ぶそうです。
ちなみに、粉を抜いたりその他の加工をして完成したお茶を「仕上げ茶」と呼びます。
当店ですと、基本的に、産地の組合や製茶場にお願いして、葉を加工してもらい、
「仕上げ茶」となったものを複数種類ブレンドして、袋詰にして、
例えば、「煎茶(金)」や「かぶせ茶」と言った当店オリジナルのお茶を販売させて貰う形をとっています。
これに対して、「抜き粉」と呼ばれる粉茶もございまして、
こちらの粉茶は、名前の通り、先程の仕上げ茶から抜いた粉茶のことです。
どうしても、製茶場などで茶葉を丁寧にふるって、粉を抜いて、綺麗で整った形の葉だけにしても、
出荷する時の梱包作業や輸送中の荷物の揚げ下ろしなどで、当店に加工を頼んだ仕上げ茶が届く頃には、
茶葉がこすれ合い、量は多くないですが、粉ができてしまいます。
そんな訳で、当店でも、届いた茶葉からもう一度粉を抜く作業を行います。
従いまして、当店の粉茶は、基本的に急須で淹れるタイプの粉茶については、この「抜き粉」を使用する形となります。
※お茶の種類によっては、仕上げ粉を使用しています。
ちなみに、茶葉の品質が同等であればと言うのが前提ですが、「仕上げ粉」よりも「抜き粉」の方が上だといわれています。
先程のような作り方ですので、まさに、出物といった感じで、在庫の量が一定にはなりにくいですが、
もし、興味をお持ちいただけましたら、その際はよろしくお願いいたします。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後とも泉屋茶舗をよろしくお願いいたします。