2015/11/06 09:28
毎度ありがとうございます。泉屋茶舗でございます。
この所すっかり寒くなって、朝が来ても中々起きられない店員です。
さて、本日は、お客様からよくいただく質問の1つ「緑茶」について、
店員の場合はと言う形で、簡単にですが書かせてもらえたらと思います。
質問のされ方は、もちろんお客様によりけりですが、大体としては、
タイトルにもあるように、「緑茶」と言う種類のお茶があって、
それを探しているように感じることが多いです。
その次に多いのが、店員も故意に使いますが、お茶を淹れた時のお茶の色(水色=すいしょく)が、
緑色とそうでないものとで区別されている場合でしょうか。
「緑茶」の定義と致しましては、お茶の木から摘み取られて、
売り場に並ぶ状態になるまで、一度も茶葉が発酵していないお茶のことを指します。
従いまして、「緑茶」は、「抹茶」、「玉露」、「かぶせ茶」、「煎茶」、「ほうじ茶」、「番茶」等々、
それらすべての総称ということになりまして、「緑茶」という独立したお茶の種類にはならないです。
ただ、様々な種類がある「緑茶」ですが、種類別に生産量を比べた場合、全体の8割と「煎茶」が一番多いので、
そういった意味では、「煎茶」が緑茶の代名詞的な存在になるのかなとは思います。
店員と致しましては、やはり、玉露と煎茶両方の特徴を併せ持つ「かぶせ茶」をおすすめしたいですね。
また、お茶の色で区別するのも、
お客様「緑色/茶色に出るお茶ください。」店員「緑茶/ほうじ茶ですね。」
という具合に、本来の意味とは違いますが、お客様とのやり取りで使いやすいので使ってしまいます。
色々と書きましたが、「緑茶」が「緑茶」と言う種類のお茶ではなく、
摘み取った茶葉を一度も発酵させることなく商品として完成させたお茶だと言うことで、
お茶をお選びになる時の一助になればと思います。
もし、お茶の購入に当店をお選びいただけた場合は、是非「かぶせ茶」をよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後とも泉屋茶舗をよろしくお願いいたします。