2015/08/14 09:30

毎度ありがとうございます。泉屋茶舗でございます。
本日も引き続き「冷た~い緑茶」第六弾と言うことで、
今回は、夏休み中と言うことで、特にゆったりとした気分の時に、
味わっていただければと思う「氷出し」のお茶の紹介です。
氷出しのお茶は、名前の通り氷のみでお茶を抽出します。
(お湯はもちろんのこと、お水も使いません。)
その為、お茶を淹れるのにとても時間が掛かりますが、
その分、お茶の味が凝縮されると申しますか、
甘みや旨みと言った味わいが濃厚になります。
作り方の説明ですが、お湯やお水が氷に変わっただけで、
基本的な動作は特に変わりありません。
お茶は、ゆったりとしたお茶の時間を、
より良いものにしていただければと言うことで、
「玉露(上)」を用いました。

まず、急須を用意します。
今回は、玉露ということで、宝瓶タイプの急須を使ってみました。

茶葉をいれます。今回は5g使いました。

そして、氷を入れます。今回は約80g使いました。

そして、冷蔵庫に入れてお茶が抽出されるのを待ちます。
今回は10時間位待ちました。

完成です。甘くて冷たい緑の雫を楽しんでください。

以下は、店員の主観になりますが、味わいと致しましては、
まず、グラスを口に近づけると「清々しく力強い香り」所謂、お茶のいい香りを感じます。
香りの感じ方と致しましては、お茶の液面の上に香りのベールがある感覚です。
香りを感じながらお茶を口に含むと、強い甘みを感じつつも、スッキリとしていて、
フルーティーと表現するのが適当でしょうか?
飲み終わった後も、口の中にお茶の余韻がしばらく残ります。
「清茶もまた人を酔わしむ」なんて言葉がありますが、
こちらは、「少量を口に含み、舌の上を転がしながら、口を閉じて鼻から息を出す」
とお酒のような飲み方をしていただいても面白いのではないかと思います。
「良い香りでフルーティーな味わい…。」まるでお酒みたいですよね。

皆さんにもよろしければ是非、
この味わいと、それを飲むときのゆったりとした時間の流れ
を体験していただければと思います。

<ご参考までに>
☆上記と同じ条件で、常温で抽出した所、約2~3時間ほどで抽出でき、味も変化がないように感じました。
☆また、その場合、1煎目を氷出しで楽しんだ後、お湯やお水で4煎目位まで十分に楽しめました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後とも泉屋茶舗をよろしくお願いいたします。